懐かしの”ポピー超合金”シリーズも今回で10回目です。
①「マジンガーZ」1972
② ジャンボマシンダー「グレートマジンガー」1974
③「勇者ライディーン」1975
④「コンバトラーV」1976
⑤「UFOロボ グレンダイザー」1976
⑥「大空魔竜ガイキング」1976
⑦「がんばれ!ロボコン」1974
⑧「ポピニカ」シリーズ 1972
⑨「ゲッターロボ」&「グレートマジンガー」1974
ポピー超合金ブーム中興の祖とも言えるのがこの作品。
ロボットアニメの最盛期、敢えて東映&石ノ森チームは実写の巨大ロボット番組を放ちました。
大鉄人17(ワンセブン)
1977年(昭和52年)3月18日〜同年11月11日
TBS系
毎週金曜19:00 – 19:30放送
前番組「宇宙鉄人キョーダイン」に続く、石森章太郎原作の特撮作品で、石森先生にとって初めての、東映としても「ジャイアントロボ」(1968年)以来となる巨大ロボットものです。
巨大ロボットものは、スポンサー側の要請によるものだったそうです。
大先輩である横山光輝先生の「鉄人28号」から1つずつ数字減らした控えめなネーミングをよそに、この超合金にするために生まれたかのようなデザイン(実際その通りだったらしいのですが)で案の定、144万個を売上げ、大ヒットとなったのだとか。
TV番組は結構ハードな作風で、SF、ミリタリー色も強く、シリアスな人間ドラマ部分も見ごたえがあった記憶があります。
超合金は、本編同様のプロポーションで、ロボットスタイルから要塞→飛行スタイルへ変形するのがウリでした。それまでの変形はなんちゃって、ばかりでしたので、この超合金はリアルだ!ということなのですが、実は「超合金にするありきでデザインされていた」ので当たり前なのですよね。コペルニクス的な転回といいますか、マーチャンダイジングがいよいよ強まった感じがします。
2013年に世界的にヒットした「パシフィックリム」のギレルモ監督も日本の特撮、アニメからの影響を公言してますが、本作以降、「東映版 スパイダーマン」からの戦隊シリーズで巨大ロボット登場が定番となったことを考えると、まさに、東映特撮巨大ロボの源流とも言える作品です。
完
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