この記事では、
- 富士フィルムのX-Trans CMOS4センサー
について書いていきます。
最新のX-Trans CMOS4センサー搭載のカメラを探している方に向けての記事です。
というわけで、
- X-Trans CMOS4センサー搭載のカメラは何があるか
- それぞれのスペックはなにが違うか
といった疑問に答えていきます。
目次
富士フィルム X-Trans CMOS4センサーとは
富士フィルムのセンサーは、
- 第4世代とも呼ばれるX-Trans CMOS4センサー
が最新のセンサーになります。
第3世代のCMOS3センサーに比べ、モアレや偽色を抑制するようになったと言われています。
CMOSセンサーは富士フィルム独自のカラーフィルター配列がしてあるセンサーになり、色再現技術が凄い。
そんなCMOS4センサー搭載のカメラはなにがあるのか紹介していきます。
X-Trans CMOS4センサー搭載のカメラは何があるのか
最新のX-Trans CMOS4センサー搭載のカメラには、
- X-Pro3
- X-T4
- X-T3
- X-T30
- X100V(コンデジ)
があります。
X-H1やX-Pro2には、第3世代のCMOS3センサーが搭載されています。
X-T200には銅配線正方画素CMOSセンサーが搭載されており、センサー自体が違ってくるので注意してください。
X-Pro3
型番 | X-Pro3 |
発売日 | 2019年11月28日 |
質量 | 約497g |
有効画素数 | 約2610万画素 |
撮影素子 | 23.5×15.6mm(APS-Cサイズ) |
液晶モニター | 3.0型 3:2アスペクト 約162万ドット |
ISO感度 | ISO160~12800 (最大ISO80〜51200まで拡張) |
撮影可能枚数目安 | 約370枚 |
X-Pro3は、
- 富士フィルムらしいレトロ風のデザイン
のカメラです。
昔のカメラのようなボディデザインをしていて、とても渋い感じになっています。
X-Pro3は、
- [シャッタースピードダイヤル]と[ISO感度ダイヤル]が一体化
になっています。
ボタンを持ち上げて調整しなければならないため、少し慣れが必要になります。
操作性の面では、X-T3やX-T4のほうが使いやすくなっています。
そして特に初心者におすすめしたい、
- フィルムシミュレーションが16モード搭載
されています。
初心者でも簡単に雰囲気の異なる写真が撮ることができます。
もちろんこれは全機種に搭載されていますが、最新の『エテルナ』は搭載されていません。(カメラが新しくなると新たに追加されてくる。)
・ノスタルジックなカメラ
・操作に少し慣れが必要
・X-T3よりは軽量
X-T4
型番 | X-T4 |
発売日 | 2020年4月28日 |
質量 | 約607g |
有効画素数 | 約2610万画素 |
撮影素子 | 23.5×15.6mm(APS-Cサイズ) |
液晶モニター | 3.0型 3:2アスペクト 約162万ドット |
ISO感度 | ISO160~12800 (最大ISO80〜51200まで拡張) |
撮影可能枚数目安 | 約600枚(エコノミーモード時)、約500枚(ノーマルモード時) |
富士フィルム X-T4は、
- 富士フィルムXシリーズで最新のカメラ
になっています。(2020年9月現在)
このカメラは最新の手ブレ補正も搭載されている最強のカメラです。
しかしX-T4は、
- 質量約607g
となかなか重いです。
手ブレ補正機能が搭載されているからか、X-T3よりも70gほど重くなっています。
持ち歩きが大変だとカメラを持ち歩くのも嫌になってくるので、
- カメラが相当好き
- レンズを軽くする
といった方にはおすすめ。
・富士フィルム最新のカメラ
・手ブレ補正搭載
・最新フィルムシミュレーション『エテルナ』搭載
・約607gと重いので旅行には微妙
X-T3
型番 | X-T3 |
発売日 | 2018年9月20日 |
質量 | 約539g |
有効画素数 | 約2610万画素 |
撮影素子 | 23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ) |
液晶モニター | 3.0型 約104万ドット |
ISO感度 | ISO160~12800 (最大ISO80〜51200まで拡張) |
撮影可能枚数目安 | 約390枚 |
X-T3は、
- X-T4ほぼ同じ、シンプルなボディデザイン
のカメラになっています。
X-T3の後継機であるX-T4が販売されていますが、
- X-T4に比べて質量が70g軽い
ようになっています。
やはり軽いと旅行での持ち歩きが楽になりますからね。
X-T4と大きく違うのは、
- 手ブレ補正が搭載されているか、されていないか
の違いになります。
手ブレ補正が搭載されていると夜間撮影で多少補える部分もありますし、動きながら写真をとっても手ぶれを抑えてくれます。
しかし、その分重くなってくるので悩みどころですね。
もしX-T3とT4の購入を迷ったら、
- 手ブレ補正搭載
- ボディの質量
- フィルムシミュレーション『エテルナ』
といった部分で判断するといいとおもいます。
・シンプルな操作性で性能もGOOD
・手ブレ補正が必要あれば『X-T4』を選択するとよい
・X-T4より約70gくらい軽い
X-T30
型番 | X-T-30 |
発売日 | 2019年3月20日 |
質量 | 約383g |
有効画素数 | 約2610万画素 |
撮影素子 | 23.5×15.6mm(APS-Cサイズ) |
液晶モニター | 3.0型 3:2アスペクト 約104万ドット |
ISO感度 | ISO160~12800 (最大ISO80〜51200まで拡張) |
撮影可能枚数目安 | 約380枚 |
X-T30は、
- X-T3の1個下のグレード
になります。
ボディデザインや内部性能はほぼほぼ同じなのですが、操作性に少し違いがあります。
X-T3と比べX-T30には、
- ISO感度ダイヤルがない
- メニューボタンがレバーになっている
などボタンに大きな違いがあります。
ISO感度は、マニュアル撮影や自分で設定して撮影する方には無いと不便になります。
設定できるISO感度やシャッタースピードはX-T3と同じになりますが、
X-T30での詳しい調整は液晶モニターで設定しなければならなくなります。
・質量約383gとめっちゃ軽い
・CMOS4センサー搭載のレンズ交換式で一番軽い
・ボディは『X-T4』や『X-T3』より一回り小さい
・ISO感度はモニターで設定する必要がある
X100V
型番 | X100V |
発売日 | 2019年11月28日 |
質量 | 約478g |
有効画素数 | 約2610万画素 |
撮影素子 | 23.5×15.6mm(APS-Cサイズ) |
液晶モニター | 3.0型 3:2アスペクト 約162万ドット |
ISO感度 | ISO160~12800 (最大ISO80〜51200まで拡張) |
撮影可能枚数目安 | 約350枚 |
X100Vは、
- CMOS4センサー搭載での唯一のコンパクトカメラ
になります。
X100Vは、23mm f2 単焦点レンズになっています。
23mmと広角で、f2と明るいレンズなので
- 旅行やスナップ撮影に最適
になっています。
なかなかこれは軽量の割には性能がいいカメラですね。
レンズを交換できないといった点がデメリットですが、旅行やスナップ撮影には十分になっています。
・レンズを変えれない(23mm f2固定)
・スナップや旅行向け
・レンズがついていて約478gと軽量
・X-T4と同じセンサーが搭載
といった感じで、富士フィルムでX-Trans CMOS4センサー搭載のカメラは、
- X-Pro3
- X-T4
- X-T3
- X-T30
- X100V
の5機種が販売されています。(2020年9月現在)
ボディデザインはもちろん、
- 使用用途
- カメラは重くていいか、重くないほうがいいか
- レンズを交換するか
といった面で考えると決めやすくなります。
X-Trans CMOS4センサー搭載のカメラを探している方、カメラ決めに迷っている方の参考になれば幸いです。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。