「チキチキマシン」「大魔王シャザーン」〜昭和の懐かしの海外アニメ

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アイキャッチ アニメ
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昭和の時代、1980年代ごろまでは、テレビでよく古いアメリカのアニメ(まだ「アニメ」という呼び名ではなく「テレビまんが」)が、なんどもなんども再放送されていました。

 

「トムとジェリー」「スヌーピー」のように30分枠でやるのはメジャー作のみで、ほとんどは5〜10分間の帯番組だったり、寄せ集めだったり。夏休みや冬休みに、特別枠でも放送されていました。

 

そのため放送時間帯もテレビ局もマチマチで、私もいつ観たのか定かではありません。

 

これはテレビ放送の黎明期、オリジナル番組が不足していて大量に輸入したプログラムの在庫があって、この時期、おそらくはタダ同然の安い値段で放送でき、スキマを埋めるのに都合が良かったのでしょう。

 

いまでは地上波ではお目にかかれない古い作品ばかり。1970年生まれの私の世代はこれらをテレビで観た、最後の世代かもしれません。

 


 

●「ポパイ(ザ セーラーマン)」

 

1959(昭和34)年からTBS「不二家の時間」をはじめ、NHKやフジテレビ、東京12チャンネルでも放送されました。「缶詰のほうれん草」も謎ですが、私が「ハンバーガー」を始めて認識したのはコレ。ウィンピーが食べてて美味しそうでした。初めて食べたのは「マクドナルド」ではなくダイエーの中にあった「ドムドムバーガー」でしたよ。

 

●「ベティちゃん(ベティ ブープ)」

 

●「フィリックス」

なぜか駄菓子屋のガムで有名。

 

●「マイティマウス」

ミッキーではありません。

 

●「バッグスバニー」 ●「トゥイーティー」 ●「ロードランナー」

この辺りのキャラクターは「ルーニートゥーンズ」として、いまでも有名ですね。

●「ヘッケルとジャッケル」

カラスではなくカササギなんだそうですよ。初代声優は三波伸介さんと長門勇さん、2代目は肝付兼太さんと内海賢二さんという豪華さ。

 

●「どら猫大将」

こちらも大将が谷幹一さん、ベニ公が三遊亭歌奴さん、チュウチュウが立川談志さんという豪華な声優陣でした。

 


 

●「(ウッディー)ウッドペッカー」

鳴き声しか記憶にありません(笑)

 

●「スーパースリー」

♪「ラリホーラリホーラリルレロン」

 

この2つは「おはよう!こどもショー」枠で放送されていました。アニメではありませんが「トッポジージョ」も。

 


 

以下は主題歌が有名な番組です。

 

●「少年シンドバッド(シンドバッドの冒険)」

 

♪「マジックベルト、マジックベルト、締めて立つ〜」1965(昭和40)年から日本テレビで放送され、その後フジテレビ、テレビ朝日でも放送。

福岡はネットがなく私は観れませんでしたが東京12チャンネルの「マンガのくに」でも放送されたそうです。

 

●「キングコング」/「001/7 親指トム」

♪「こわくなんかないんだよ キングコングは友達さ」。「親指トム」はアメリカのビデオクラフト社と日本の東映動画の合作で、日本では1967(昭和42)年から「キングコング」と抱き合わせでNET(現 テレビ朝日)で放送されていました。ウチにソノシートがありました。

 

●「大魔王シャザーン」

 

1968(昭和43)年に放送。「出てこいシャザーン!」「パパラパー」は流行語に。シャザーンの声優は「次元大介」の小林清志さん。なかなか画がコワイです。

 

●「チキチキマシン猛レース」

 

日本では1970(昭和45)年からNETで放送。ブラック魔王が手下のケンケンと他のマシンを卑怯な手段で出しぬこうとしてはいつも失敗。ケンケンの独特な笑い方が有名ですね。

 


 

●ゆかいなもぐら

 

これは民放ではなくNHKで80年代初期に放送されていて、個人的に好きな番組なのでご紹介。チェコスロバキアのアニメ(原題は「クルテク」)なのですが、なんともいえない味わいがありました。

 

 


 

いかがでしょう、記憶にある作品は、いくつありましたか?

もちろん、これ以外にも「スーパーマン」「バットマン」などのアメコミ ヒーローモノも、アニメで輸入されていました。

 

ぶっちゃけ、面白いものもそうでないものも玉石混合でしたが、幼少期にこんなバラエティ豊かな番組を観ていた、というのは多様性という意味では貴重な体験でした。昭和の時代はなかなかグローバルで多様なプログラムが、いたって雑に放送されていたものです。

 

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