今回は昭和の男子小学生の定番、「野球帽」
今となっては既に存在しない球団もあり、
なぜ昭和の男子小学生はみな、野球帽をかぶっていたのか?
その答えは、「ほかに選択肢がないから」。
親が「日射病(当時は熱中症をこう呼んでいた)
当時のプロスポーツは「プロ野球」一択。ほぼ毎日、
なので子ども本人がプロ野球、
もちろん中には野球とは関係ないマークのキャップをかぶってた子
白メッシュで仮面?野球帽の思い出
野球帽の中にある白いメッシュを出して、
この正体は、前立部分を補強するための「芯材」なのですが、
●栄光!讀賣ジャイアンツ帽
中でも昭和の時代、最大勢力を誇ったのが「ジャイアンツ帽」。
黒地にオレンジのYGマークの帽子は見た目に暑苦しいため、黄色とか白タイプもありましたが、選手がかぶっているのを見たことがないため不人気でした。
●伝統!阪神タイガース帽
巨人と人気を分け合うのが、伝統の阪神タイガース。当時は「
長く黒に黄色のツバに、白いTと黄色のHが伝統でしたが、「
●ヤング&フレッシュ!西武ライオンズ帽
西鉄ライオンズ→太平洋クラブライオンズ→クラウンライターライオンズと変遷して1979(昭和54)年に福岡から埼玉所沢に本拠地を移し、
若くてカッコいいフレッシュなチームカラーが大人気を博し、
●青い!中日ドラゴンズ帽
ブルーカラーで中京地区を中心に普及した「ドラゴンズ帽」。19
「ドラえもんが好きだから」
●シンプル!横浜大洋ホエールズ帽
現「横浜DeNAベイスターズ」。
1974(昭和49)年、カラーテレビを意識したオレンジとグリーンだったユニホームが、1978(昭和53)年に本拠地が川崎から横浜へ移転し球団名が「横浜大洋ホエールズ」になったタイミングで紺一色に。
帽子は紺色でマークは白で「W」一文字でしたが、1982(昭和
ホエールズだから「W」なのですね。
●ロゴがユニーク!ヤクルトスワローズ帽
1974(昭和49)年、荒川博監督就任から帽子は赤いツバに「
1978(昭和53)
●赤ヘル!広島カープ帽
1975(昭和50)年に球団初の優勝を果たして以降、
シンシナティレッズをモチーフとした赤字に白「C」
地元以外ではドラゴンズの青色同様、「赤色が好き」
●強豪!阪急ブレーブス帽
現「オリックスバファローズ」。
1975年から78年まで4連覇を達成した上田利治監督率いるブ
黒地に赤ツバ、赤い「B」文字をかぶる子は「ホントに野球好き」
●デザイン性高い!近鉄バファローズ帽
現「オリックスバファローズ」。
地色が赤と白のセパレート、サイドに紺のラインが入り、
名将 西本幸雄監督の下で1979、1980年にリーグ2連覇、
●星マーク!ロッテオリオンズ帽
現「千葉ロッテマリーンズ」。
1973(昭和48)年の金田正一監督就任からLOと星マークに
1977(昭和52)年に川崎を本拠地としますがこの時代、
●いぶし銀!南海ホークス帽
現「福岡ソフトバンクホークス」。
1988年の福岡移転までのホークスもまた、
1974(昭和49)年よりパイレーツ+
この帽子をかぶる子も関西エリア以外では当時は相当、
●企業ロゴ入り!日本ハムファイターズ帽
現「北海道日本ハムファイターズ」。
1973(昭和48)年に後楽園球場をホームグランドとし、
青地に赤ツバ、
こうして見ると、「当時の同級生のあの子がこの帽子かぶっていたな」とか「なぜあの子はこの球団の帽子だったんだろう?」とか懐かしいですね。思えば「なんでこの帽子なの?」とか聞いたことなかったなぁ。
あなたはどの帽子派でしたか?
コメント
私、東北育ちの1969生まれのアラフィフ。
常勝上田監督時代の影響をモロに受けて、阪急ブレーブスの帽子を被っていました。
もちろん「H」のやつ。
またこの頃、球団のロゴやマスコットを象ったバッジを帽子に付けるのが流行っていました。
ズッシリと重ければ重いほど「偉い」とされていました。
コメントありがとうございます。阪急帽!まさに通の方ですね(笑)
そしてバッジ、思い出しました。そうでしたね!
金属性で安全ピンの付いたヤツ・・・横に勲章のようにズラリと付けてる子がたくさんいましたよね(笑)