2018年、東京ドームは開業30周年なのだそうです。
「東京ドームでのプロレス興行」について調べてみたのですが…なかなかまとまってるサイトがなくて苦労しました。
プロレス、東京ドーム といえば、いまでは「1.4」が代名詞ですが、かつては年間に不定期に、そして人気絶頂期は何度も開催されていたのです。
*団体名表記のない大会は新日本プロレス主催
東京ドームの前身、後楽園球場でのプロレス興行開催の歴史は古く
●1957(昭和32)年10月7日 日本プロレス NWA世界ヘビー級選手権試合 力道山vsルーテーズ
1948年の戴冠以来、55年までの7年間「936連勝」の“鉄人”ルー テーズはこれが待望の初来日。4万5千の大観衆を集めた試合は61分、ノーフォールの引き分けでした。当時力道山32歳、ルーテーズ41歳。
そして、1988年3月18日にオープンした東京ドーム。
オープン当初は「BIG EGG」と呼ばれてましたが、いまはどうなんでしょうか。
初開催のプロレス興行は、
●1989年4月24日「’89 格闘衛星☆闘強導夢」
→詳しくはコチラ
でした。
そして、当時人気絶頂の第二次UWFが
〇1989年11月29日「U-COSMOS」
を行います。→詳しくはコチラ
<1990年代>
●1990年2月10日「’90 スーパーファイト in 闘強導夢」
全日本プロレスから鶴田、天龍らが出場した歴史的大会
→詳しくはコチラ
〇1990年4月13日「日米レスリングサミット」
全日本プロレス、WWF、新日本プロレス 共催
→詳しくはコチラ
●1991年3月21日「’91 スターケード in 闘強導夢」
〇1991年3月30日「レッスル フェスト in 東京ドーム」
SWS主催、WWF共催興行。→詳しくはコチラ
〇1991年12月12日「スーパー レッスル in 東京ドーム」
SWS主催興行。→詳しくはコチラ
●1992年1月4日「超戦士 in 闘強導夢」
*この年から1月4日開催がスタートします。
●1992年10月4日「STACK OF ARMS」
プロフェッショナルレスリング藤原組主催興行。→関連記事
●1993年1月4日「FANTASTIC STORY in 闘強導夢」
*この年のGWから福岡ドーム興行「レスリングどんたく」がスタート。
●1994年1月4日「’94 BATTLE FIELD in 闘強導夢」
◎1994年11月20日「憧夢超女大戦」
全日本女子主催の女子プロレスオールスター戦。メインは北斗晶vsアジャ、北斗勝利。終電を超える全23試合、伝説のズンドコ興行。
●1995年1月4日「’95 闘強導夢 BATTLE 7」
○1995年4月2日「夢の架け橋~憧夢春爛漫~」
ベースボールマガジン社主催、WARを除く全団体出場の特別興行。
●1995年10月9日「激突!! 新日本プロレス 対 UWFインターナショナル 全面戦争」
平日の緊急開催にも関わらず、当時の動員記録を打ち立てる大ヒット興行に。
●1996年1月4日「’96 WRESTLING WORLD in 闘強導夢」
●1996年4月29日「’96 BATTLE FORMATION」
●1997年1月4日「’97 WRESTLING WORLD in 闘強導夢」
●1997年4月12日「’97 BATTLE FORMATION」
橋本真也vs小川直也 初戦。
*この1997年は大阪ドーム、ナゴヤドーム、福岡ドームの4大ドーム興行開催。
●1998年1月4日「FINAL POWER HALL in 闘強導夢」
長州力 引退興行
●1998年4月4日「”燃える闘魂” アントニオ猪木 引退試合」
アントニオ猪木 引退興行、動員記録を塗り替える超満員でした。
*この年は福岡ドーム、大阪ドームでも興行。
■1998年5月1日「全日本プロレス創立25周年記念興行」
全日本プロレス初の東京ドーム興行。メインは三沢vs川田、川田勝利。
●1999年1月4日「’99 WRESTLING WORLD in 闘強導夢」
大仁田厚参戦、橋本真也vs小川直也の不穏試合。
●1999年4月10日「STRONG STYLE SYMPHONY NEW JAPAN SPIRIT 1999」
8月に神宮球場でG1興行
■1999年5月2日「ジャイアント馬場「引退」記念興行」
全日本プロレス興行。メインは三沢光晴vsベイダー、三沢勝利。
ジャイアント馬場引退(追悼)セレモニー。
●1999年10月11日「FINAL DOME 1999」
<2000年代>
●2000年1月4日「闘強導夢2000」
●2000年4月7日「導夢衝撃〜DOME IMPACT〜」
橋本真也、小川直也に負けたら即引退SP!
*5月に福岡ドーム興行
●2000年10月9日「Do Judge!!」
●2001年1月4日「WRESTLING WORLD 2001 」
*4月大阪ドーム、5月福岡ドーム 、7月に初となる札幌ドーム興行
■2001年1月28日「王道新世紀2001 ジャイアント馬場三回忌追悼興行」
分裂後の全日本プロレス興行。ハンセン引退セレモニー。メインは川田 健介vs天龍 馳、川田が馳から勝利。
●2001年10月8日「PRO-WRESTING 50th ANNIVERSARY INDICATE of NEXT」
●2002年1月4日「WRESTLING WORLD 2002」
●2002年5月2日「闘魂記念日」
蝶野正洋vs三沢光晴、30分時間切れ引き分け。
●2002年10月14日「THE SPIRAL」
●2003年1月4日「WRESTLING WORLD 2003」
●2003年5月2日 「ULTIMATE CRUSH」
●2003年10月13日「ULTIMATE CRUSH」
伝説のなんちゃって総合格闘技トーナメント開催、暗黒の時代。
●2004年1月4日「WRESTLING WORLD 2004」
●2004年5月3日 「NEXESS」
新日vsK1対抗戦。メインは中邑vsボブサップ、サップ勝利。
*11月に大阪ドーム興行
●2004年7月「Departure 2004」
プロレスリング ノア初の東京ドーム興行。三沢vs武藤タッグ戦。メインは小橋vs秋山のGHCヘビー級選手権、小橋勝利。
●2005年1月4日「闘魂祭り WRESTLING WORLD 2005」
●2005年5月14日「NEXESS」
藤波 三沢タッグ結成。
■2005年7月18日「Destiny 2005」
プロレスリング ノア2度目の東京ドーム興行。健介vs小橋が同年ベストバウト受賞。メインは三沢vs川田、三沢勝利。
●2005年10月8日「闘魂創造〜NEW CHAPTER〜」
●2006年1月4日「闘魂始動〜CHAPTER 1〜」
そして、
●2007年1月4日「レッスルキングダム in 東京ドーム」
から、「レッスルキングダム」がドーム興行タイトルとなり、
●2008年1月4日「レッスルキングダム2」
●2009年1月4日「レッスルキングダム3」
<2010年代>
●2010年1月4日「レッスルキングダム4」
●2011年1月4日「レッスルキングダム5」
●2012年1月4日「レッスルキングダム6」
●2013年1月4日「レッスルキングダム7」
●2014年1月4日「レッスルキングダム8」
※8月 西武ドームでG1クライマックス優勝戦興行
●2015年1月4日「レッスルキングダム9」
●2016年1月4日「レッスルキングダム10」
●2017年1月4日「レッスルキングダム11」
●2018年1月4日「レッスルキングダム 12」
まで、連続で1月4日に開催され続けています。
こうして並べてみると壮観ですね。当初は広すぎてプロレスには不向きとされた東京ドームも、いまや完全に定着しました。それもこれも、あの時にアントニオ猪木が「環状線の理論」で他のジャンルに先駆けていち早く、東京ドーム興行を決行したお陰です。
そしてプロレスではないので除外しましたがK-1 GRAND-PRIXやPRIDEの東京ドーム大会もたくさんありましたし、中には小川直也vsマットガファリ戦「LEGEND」などのスーパーズンドコ興行もありました。
しかし、東京ドームといえばやはり新日本プロレス。
人気がV字回復、と言われて久しい新日本プロレスですが、かつての4大ドームツアーに比べると、年1開催なのは物足りない気がしてしまいます。
そして試合内容や世界への発信、ネット中継などの進化は目覚ましいものがありますが、かつてのUWFインターナショナルとの全面対抗戦、そして90年の鶴田、天龍参戦で大爆発した「スーパーファイトin闘強導夢」などの伝説の興行を生観戦した私からしたら、もっとヒリヒリしたものを期待してしまいます。
もっとも、2000年代、俗に言う「暗黒のゼロ年代」のドーム興行は見るに耐えないツラくて寒くて塩過ぎる時期でしたので、よくぞここまで復興した、とも思う訳ですが(笑)。
これからの東京ドーム大会に期待しましょう!(私はもう何年も行ってませんが)
完
コメント
2・10楽しみにしてます!
日米レスリングサミットが抜けてますよ。
ご指摘ありがとうございます!ホントですね、、、うっかり抜けましたので修正しました。日米レスリングサミットについても、近日公開予定です!