昭和玩具 怪獣ソフビの歴史~マルサン・ブルマァク

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マルサン&ブルマァク 玩具,おもちゃ
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マルサン商店 怪獣ソフビの黎明期

 

マルサン商店は、1923(大正12)年に東京・浅草で創業した「石田製作所」の流れを組む、玩具メーカーです。

当初はセルロイド人形や双眼鏡、顕微鏡などを扱い、1950年代にブリキ玩具を発売。

 

1953(昭和28)年に発売したキャデラックは1,500円という高額にも関わらず、精巧な造形でヒット商品に。

当時のブリキ玩具相場は3~500円程度で、このキャデラックは戦後初の「1,000円越え玩具」と言われました。

 

さらに、「こわれないオモチャ ブルドッグトイ」も人気を博します。

 

1958(昭和33)年には、「プラモデル」を商標登録。国産プラモ第1号とされる「1/300 ノーチラス号」を発売。

 

「プラモデルのマルサン」としても、一世を風靡しました。

そして、1964(昭和39)年。プラモデルでありながら電動の「ゴジラ」と「バラゴン」を発売。

  
これは、この年に世界初のゴジラのプラモデル(ディスプレイキット)として発売されたアメリカ・オーロラ社の造形を参考に、モーターを組み込み、リモートコントロールの電動歩行キットとして、発売したものです。

 

これが記念すべき日本における「怪獣玩具」第一号と言われています。

 

そして1966(昭和41)年、TBSで放送スタートした「ウルトラQ」の怪獣ソフビを発売。

これが、日本における怪獣ソフビの歴史の始まりです。

 


マルサンは、ゴメス、ガラモン、カネゴンなど、「ウルトラQ」に登場する個性的な怪獣たちをいち早くソフビ化し、子どもたちの間で大ブームを巻き起こしました。

その後、「ウルトラマン」「キャプテンウルトラ」「ウルトラセブン」、「快獣ブースカ」、東宝「ゴジラ」シリーズや大映「大魔神」「ガメラ」シリーズなどのソフビを大量に発売。

 

当時の子どもたちは、映画やTVで見た怪獣の姿をマルサンのソフビで再現し、怪獣の魅力に浸っていきました。

 


社会現象的なブームとなった怪獣ソフビは、1967(昭和42)年に売上がピークに達しますが、翌68(昭和43)年には早くも売上が減少しはじめあす。

 

マルサンは丸(金)が「散」るから「残」るの意味を込めて社名を「マルザン」に変えますが、

「ウルトラセブン」放送終了からほどなく、倒産してしまいました。

1969(昭和44)年に「マルサン」として再建されましたが、新会社は旧マルサンの資産や従業員はほとんど継承しておらず、ソフビ怪獣関連の業務は、同時期に設立されたブルマァクに実質的に引き継がれました。

 

現在も海外を含め、熱烈なMARUSAN TOYコレクターが数多くいます。


たとえば2016年、ガラモンのソフビが500万円で落札!
現在のヤフオクでは、平均相場3万円台で取引されています。

 

ブルマァク 怪獣ソフビの黄金時代

マルサン商店の倒産後の1969(昭和44)年、マルサンの元社員が設立したのが、ブルマァクです。

 

ブルマァクは、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の再放送で再び子どもたちの人気に火がついたことに目を付け、マルサン時代の怪獣ソフビを再販。

マルサンの技術を受け継ぎつつ、ソフビの造形や彩色の技術をさらに向上させ、怪獣ソフビの黄金時代を築き上げました。

1971(昭和46)年に円谷プロが「帰ってきたウルトラマン」でウルトラシリーズを再開できたのは、「ブルマァクの後押しがあったから」と言われている程です。

 

同時にブルマァクは「宇宙猿人ゴリ(スペクトルマン)」などのピー・プロ作品、

その後も「ウルトラマンA」「レッドマン」「トリプルファイター」など円谷プロ作品のソフビを続々と市場に投下し、第二次変身・怪獣ブームを牽引しました。

 

 
同社がスポンサーを務めた「ミラーマン」では、番組開始前に、円谷プロとの合同企画として漫画版デザインのミラーマンを販売。「ジャンボーグA」も同様に、企画段階の漫画版「ジャンボーX」のソフビも販売しています。

 

 
さらに、マルサンから引き継いだ東宝「ゴジラ」や大映「ガメラ」シリーズ、第一次怪獣ブーム時期の「マグマ大使」、新商品も交えて積極的にリリースしましたが・・・

 


1973(昭和48)年末に起こった世界的な「第一次石油ショック」が諸物価の高騰、石油製品である主力玩具資材の不足と高騰を招き、経営を圧迫。

 

物価の高騰でTV特撮番組の制作も減少し、1975(昭和50)年に「メカゴジラの逆襲」でゴジラシリーズが、「ウルトラマンレオ」でウルトラシリーズがそれぞれ終了。

 


そして、合金玩具回(Youtubeは下にリンクあり)で解説した通り、「Z合金ジンクロン」がポピー「超合金」との“超合金戦争”に敗れたことも影響し、ブルマァクは怪獣ブームの終焉と共に、1977(昭和53)年10月、倒産してしまいました。

 


ブルマァクのソフビも現在高値になっており、ヤフオクでの相場は、平均 29,000円、最高 310万円となっています。

 


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