その昔、NHKは平日夕方に、人形劇をやっていました。
私より少し上の世代では、いまもって語り継がれる名作「ひょっこりひょうたん島」(1964~1969年)がありますね。
私世代だと、「新八犬伝」(1973~1975年)、「真田十勇士」(1975~1977年)、辻村ジュサブロー氏の時代モノから記憶があります。
続く「紅孔雀」(1978~1979年)で完全に射程距離に入りますが、時代モノでシリアス、マジメなお利口さんが観る番組、いまで言えば「意識高い系」向け、というのが正直な印象…。
ところが、次作でそのイメージが一変します。
「プリンプリン物語」(1979~1982年)月~金曜、18:25から15分番組
倉田まりこ 石川ひとみさんが演じる15歳のヒロインがまだ見ぬ故郷を探し仲間たちと旅をするミュージカル仕立てのストーリーで、愉快な登場キャラクターや唄、石山徹さんの脚本による時事ネタや風刺を盛り込んだ展開で大人気番組になりました。
最近もBSで再放送されたり、CMに起用されたり、多くの同世代の記憶に刻まれている番組です。
改めてWikipediaなどを見てみると、当時のNHKではビデオテープが高額のため上書きして使用していて当時の番組映像が保存されておらず、長年かけて視聴者からビデオテープを集めてアーカイブし続けてたんですね。
「番組発掘プロジェクト」http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=10618
当時、家庭用ビデオデッキはかなり高額で持ってる人は限られてますが、出演者や関係者が録画していたものが寄贈されて、残り数話までアーカイブできているそうです。
この番組はとにかくロングランで、3年間で全656回もあります。(なんでも当時の皇女である紀宮さまがファンだというので1年で終了する予定が3年に延びた、とも)
当時の印象は、「まったく話が進まない」(笑)。
毎回毎回、前回までのあらすじ、と称して再演があり、数回進んでは「総集編」があり…最初の1年くらいは面白がって観ていましたが、正直途中で飽きて観るのをやめてしまいました(笑)。
放送期間も長くエピソードも登場キャラも多いので、皆それぞれ観ていた時期によって記憶にあるキャラが違うのもこの番組の特長です。
私はオサゲとカセイジン、あとはなんといっても悪役のルチ将軍(知能指数1300)ですね。アクタ国の独裁者で、なんだか悪そうな国歌?みたいな唄も記憶にあります。
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